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日記帳(2002.1)

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2002/01/31(木)

なにか2重の挫折を味わった気がする。

今月の目標となっていた「DCのコントローラをPCにつないで快適にPSOをヤる」ですが、何度も出てきたようにこの前提はPSのコントローラがPCにつながること。
そもそもWindows上でDirectInputに対応なんて言われても仕様がぜんぜんわからないので、すでにその筋で有名なDPPというドライバを借用し、

DCコントローラ → 自作アダプタ → DPPアダプタ → PCのパラレルポート
というのが最終目標。

しかし今月20日の時点で、「市販のPS→PC変換機を使うとUSB接続のSideWinderよりCPU負荷が高い」という事実が判明、弱気になりながらも試作したDPPアダプタでPSOをプレイしてみると・・・
やっぱり遅いよ!(xдx) ショク!!

ここでDPPを介したDCパッド接続は完全に萎えました。
後は快適だったSideWinderのプロトコルを解析して・・・だめだ、あれ10ボタンっきゃねぇ。
それにネット上で古いSideWinderの解析結果を見つけたけどあれはアナログ入力に対応していない。まいった。

しかしなんだ、ゲームポートに普通につないで、旧Sidewinderよろしく3bit通信で独自プロトコル通信して、DirectInputに対応したドライバを作ればいいんじゃネーノ?などと無謀なことを考えて本屋へ向かう。
まぁこれはあんまり本気じゃなかったんだけど、本屋(某ビルの3、4階)へ上がる途中、2階のPCショップでみつけたトライコーポレーションのパッドが!
見てくれこの何もかもパクリ放題のこのパッド。
外見はまんま SideWinder Game Pad USBなんだけどこれにまんまプレステからパクってきたアナログスティック×2。
実は右のスティックはZ軸なので上下にしか動かない(爆)

画面上見えないけど、下側にはDCコントローラよろしくレバー(ただしデジタル)があり、右手の通常ボタンも菱形配置でDC互換はいいかんじだ。
アナログモードでは十字キーはハットスイッチになります。と書いてあるんだけどハットスイッチって何よ。俺フライトシムやんないから解らない・・・と、店員に聞いてみると、「帽子の形してるんじゃないですか」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いや形はどうでもよくて

実のところこの十字キーにすべてがかかっていると言っても過言ではなく、PSOの独特の操作のためにアナログスティックを使いながら十字キーが各々ボタンとして使えなくては困るわけ。
パッケージからそんな情報は得られなかったんだけどなにしろ\2980というリーズナブルなお値段。衝動買いしてしまいました。
DoCoMo解約により月々3500円の買い物が可能に・・・違う?

結果、これがまた複雑なんですが(そろそろ誰も読んでねぇだろうな)ハットスイッチはやはり通常のボタンとは扱いが違うらしく、機能割付けができませんでした。
これで一旦失望したんですが、なんとPSOのスタートメニュー中では割り付けるまでもなくカーソル移動に使える!なにっ!
これで完全にDCコントローラ互換として使用可能になりました。
しかも専用のドライバも要らない、12ボタン+ハットスイッチ。おいしいー。
俺実は今までJustyブランド(トライコーポレーション)を安かろう悪かろうブランドだと思ってたんだけど、本日改心いたしました。もうびっくり。

まぁ。。。厳しいこと言っちゃうとやっぱり作りは甘いところがあって、例のプレステのスティックを型取りしたんじゃないの?って言うほどクリソツなスティック、いわゆる"遊び"が皆無なのです。
部品としてもPS互換と思われるのでおそらくは可変抵抗の値を電圧でリニアに読んで256段階で送っているだけなんでしょう。ゲーム側で設定できればいいんですけどね。
ちなみにSideWinderの場合は専用の設定ソフトで設定できましたが、常駐しやがるので迷惑といえば迷惑。
おっと話がそれた。で、わずかでも傾いたらそっちへ動いてしまうんですが、これがまた本家デュアルショックほどの精度は出てないらしく(バリも目立ちます)無負荷の状態でも多少傾いて止まることがあり、その場合キャラクタが勝手に歩きつづけることになります。
これが結構な頻度で発生するのでイライラします。
まぁ本当にこんなのはアプリ側で感度を設定してくれれば済む話で。

ちなみにこのパッド、オモシロ機能が二つあるんですよ。
モーションセンササウンドフィードバックだそうで、前者は試してないけど、本体を傾けることで入力になるんだって。
まんまコレな気がしないでもない。

問題は後者。フォースフィードバックではなく、なんと音に合わせて内蔵モータが振動するのだ。
接続は、ケーブルがUSBとは別にサウンドカードに刺さるようになっていて、音が出るとパッドがブルブル〜と振るえる。
。。。
何に使うんだこれ・・・BGMのあるゲームでは震えっぱなしなんだが。


2002/01/28(月)

先週末土曜、ついにDoCoMo解約して参りました。
思い起こせば昨年3月、当時はまだiアプリに未来があると思っていた若かりしあの頃。
Javaの開発環境まで構築してオリジナルアプリを書こうと奮起していたのでありました。

そして例のバグ。
楽しかったなぁ、あの頃。短かった俺様ケータイライフで最も輝いていたあの日々。
JavaHzのメーリングリストに投稿されたスクラッチパッドの確保のバグ、試してみたら簡単にリモートメールのパスが消えたショック、ドコモによる「通常の使用に支障は・・・」といういつも通りの隠蔽工作、各掲示板に於ける過剰なまでのドコモバッシング、西日本新聞によるさらし上げ記事。

「そしてDM(ダイレクトメール)へ・・・」

実を言うとこの回収後の改善機にもPOSTバグが残っているんだけど、そっちは普通の人にはあまり支障がないので握りつぶされた模様。

この端末は「逝きのいい白ロムSO503i」としてヤフオクで100円スタートしようと思ってます。


2002/01/23(水)

成果の出せなかった経過は公表したくないよな。
こういう場合、結果も出さずに愚痴だけこぼせる日記形式でごまかすのは非常に都合がいいのかもしれない。

ところでDCのコントローラ、発想を変えて、もう中身を摘出してボタン以外全部デュアルショックの基板に差し替えてしまうことも考えてみた。
あれだけ無駄にでかいコントローラだから、デュアルショックのひとつや二つ、入るに違いない。決めた。

しかしばらしてみて愕然。肝心のアナログスティックの検出デバイスがまるで違っていた。

DCコントローラはホール素子(※)を使っていて、スティックやレバーに付けた磁石からの磁束の量を電圧に変換して読んでいる。カコイイね。

かたやPSはというと、なんと旧態依然たる可変抵抗器。
もしや超高精度のロータリエンコーダ、しかも位相検知(っていうのかな?現在の位置までわかるやつ)式なのか!?・・・なわけねーな。
シルクにも"VR"って書いてあるし。
ていうか、ロータリエンコーダも結局ホール素子なのかな?
まいったな。電圧を8bitでデジタル化してるのは同じなんだけど、絶対値がおそらく2桁は違うだろうからな・・・。
あ、DCは上下左右にあるから各々4bitか。

しかし分解してみると、やっぱりセガのハードはいい。
モールドの事ではなくて基板ね。シンプルだし。問屋を切れなかった流通と信者を孤立させたCMの失敗で亡くしてしまうには惜しい機体だと思う。
コントローラの先にメモリをぶら下げたこのバス構成はいただけないけど。


※・・・ホール素子ってのはX軸方向に電流を流した状態で、Y軸方向に磁界が存在する時、Z軸方向に起電力が生じる、そんな現象を利用して磁界の強さを測ることのできる素子です。
たぶんホールさんが発見したのでホール素子なんだと思う。

個人的に磁界検出型の非接触インタフェースってのはゲーム向きだと思ってますです。


2002/01/22(火)

時間を見つけてはアセンブラの勉強。
メモリを本当に1ビット単位でいじってる実感が得られるのでハード屋としてはとても楽しい。調子に乗って後閑先生のPIC活用ガイドブックという本まで買ってしまった。

正直、最初はポートを読んで、出力して、というような、具体的にはボタンを押してる間LEDが光るようなそんな単純なロジックから練習していくわけだけど、やはりそこは楽しみを見出せないと作業になってしまう。
C言語に初めて手をつけた人が「何が"Hello,world"じゃー!おもろないわい!」と言うのと同じで、技術それ自体に面白さを感じるか、さもなくば遥か前方を見据えて応用を考えて楽しむしかない。
まぁボチボチ逝きますか。漏れの場合、仕事と趣味に片足ずつ突っ込んでるから。・・・両足か(ぉ

さて、昨日の続きだが、相も変わらず茨の道だ。
選択肢としては、外部の別のロジックICでシリパラ変換(※)して、パラレルで読み込むことにした。

※・・・シリアル-パラレル変換。シリアル信号を一定の長さ(通常は8bit)読み込んでおいて、回に1回、bit幅のパラレルデータとして出力すること。
これによってCPUのアクセスはシリアルクロックの1/nでよくなる計算だが、今回のブツは実質4クロックで8bitのデータが来てしまい、効率はあまり良いとは言えない。


しかしここでまた別の問題が。
ポート数ですな。
PIC16F84の入出力ポートは13個。片や必要なポート数はというと、PS側に入力3の出力2で計5つ。
DC側には出力に2の入力が8bitだから計10。
あとDC側の入出力を切り替える3ステートのEN信号線が1本で、全部で16ポート必須。
ぁぅぁ。

ε=( ノ`皿´)ノ 彡 ┻┻


2002/01/21(月)

となると、また嫌な予感が。
今作成中のアダプタも、ドライバの完成度如何では同じことになる可能性がないわけではない・・・・ぅぅぅ。
それがチョトこわーい。

しかし、実はそれどころではなくなっていた。


そもそも

今回の最終目的はデュアルショックではなかった。
やりなれたドリカスのコントローラをPCに接続したい、というのが本懐。

しかし、なぜか世にコントローラアダプタは数あれど、DCのコントローラを他の機種に適用するアダプタは一つもない。
というか知らない。
逆は多数あるのに。俺も実際PC用のキーボードを変換アダプタを介して使っている。
なぜだ?

そこから始まってワンチップマイコンによる変換を試みたんだけど、だんだん意味が解ってきた。
すでに99年にはDCのバスのプロトコルが解析されていたんだけど、これが厄介で。

基本的に、PSもDCもデータフォーマットは変わらない。
アナログスティックに到ってはバイト単位でまったく同じなのでまんま読み込んで出すだけ。
解析した人が3層のレイヤで解説していたのでそれに従うなら、リンク層/アプリケーション層は酷似している。
これには何の困難もないだろ。
しかしながら物理層が鬼のように違っていた。

PSのそれが

○本体からのコマンド
○及びクロック
○コントローラからのデータ

でほぼ成り立っている3線シリアル準拠であるのに対し、DCのそれはかなりのハイテクで、

○データ線1
○データ線2

のみ。 しかもそれがそれぞれ入出力を担当するかと思いきや、2線使って出力、本体からコマンドが通ったら今度は2線使ってコントローラからのデータの入力になる。
まいったねー。

して、それくらいなら3ステートバッファを外に置けばなんとかなるんだけど、元々4ポートの先にコントローラ、の先にさらにメモリスロット×2なんつうすごいバスなもんだから、しかもそれが(準)シリアルなもんだからデータ伝送速度は実に2Mbps。
立派過ぎ。

解析した人がもう管理してないみたいなのでよくわからないけど、スループットで言ってると思うので、物理的なクロックは1MHzと思われる。

で、
クロックを読むためには・・・ポートをサンプリングしないといけないわけだけど、今使おうとしてたPIC16F84は最高のクロックで20MHz。1クロック辺り0.05μsだ。
1命令4クロックで考えて0.2μs、大体10命令くらい必要と考えて・・・2μs、これが最高サンプリングレート。
で、当の変則クロックは1MHz、はい1μs。
完全に無理。

クソが。
逆は簡単なんだよな。クロック出力するのはロジックでできるもん。
他のコントローラ → DCはあるのにその逆がないのが解る気がした。
ムリヤリやってできんことはないけど、他のアダプタとの価格差を考えるとどうしても商業的になりたたんのだろうな。

前向きに考えるのなら、道は3つかな?
高速のハイエンドのPICを使用する、外部にバッファを作る、FPGAをHDLで設計する。
む、リンク層のパケットヘッダは決まりきっているのでそこをなんとかして捕らえて、そこから何クロック目、ではなく、何μs後と決めて読む方法もないではないな。
そんな不安なことしていいのか知らないけど。

どうしようかねぇ。


2002/01/20()

先週末の買い物は何かと申しますと、あれだ、通の間では常識(らしい)アイテム、DDPアダプタを作成するのです。
要するにPS(他)のコントローラをパソコンにつなぐのだー。
世の中には気が○ったんじゃないかと思うほど凄い人がいて、プリンタポート経由で接続するコントローラの汎用ドライバを書いてしまった人がいるらしい。
で、それがほとんどのコンシューマー機に対応できるもんだから、特にPSなんかはまんまI/OのラインをプリンタポートのI/Oにぶち込むだけ。

こりゃすごい。

まぁ前回のMS製のパッドにやられた(※)せいもあるんだけど是非試してみたいですね。

※・・・ソニックチーム推奨というくせにPSOをやるにはどうしても1ボタン足りないという間抜けっぷり。

で、先日の日記で「ほぼ」と言っているのは、買えないものがあったんですよ。

マルチタップ。

コネクタが欲しいだけなんですけどね。
これがまた、多分もう作ってないんじゃないかってほど品薄で、オークションで張ってみたもののほぼ定価まで高騰してしまい、アフォか!というわけで初代PSのジャンクを610円で競り落として代用します。

実はちょっと思うところあって、なんていうか、DDPの実際の作例のサイトは結構あるんだけど、どうも分かってやってるわけではないらしく、論理レベルというものを理解していないで作っているフシがあるのです。
具体的にはプリンタポートは5Vで、デュアルショックは3.6Vっていう話ね。
ま、ダイオードで電圧降下させてるみたいだから別にいいんだけど、ダイオードを並列に入れても意味無いぜ。
よっぽど高精度な品じゃなければばらつき上、一番最初にオンしたダイオードに全電流が流れておしまいと思われ。

で、まあそこはそれなりに信号はオープンコレクタのバッファを買ってきて対応。電源もレギュレータで作ればいいだろ。

はやく届かないかなー。ジャンクPS。

というところでコネクタが手元に届かないため、ここで一旦区切ってさて第二幕!

「え?逆効果かも?」

先週、彼女の家のマシンに色々手を入れ、がんばったにも関わらずイマイチ動きの良くないPC版PSO。大体にして一番効くのは底上げ、そして底が、言い換えるならボトルネックがどこか解らない限り根本的な改善はありえないわけなんですが、実は彼女はデュアルショック2を変換機でUSBにつないで使っているのです。
そこで持ち込んだ我等がSideWinderPro。正直、彼女が「使いにくい」と言ったらオークションで1円スタートするつもりだった。
だいたいアナログボタンの感度だとかダイナミックレンジだとか以前に、硬くて押しつづけられねぇ=走り続けられないんだよ!

ところが!コントローラをSideWinderに換装したとたんにサクサク動くPSO。

え"

なにこれは、まさかそんなーと思って「デュアルショック→アダプタ→USB」に差し替えてみるとやっぱり重力1/6の月面歩行。

コントローラアダプタのオーバーヘッドだったのかよ!

「いいねこれ、快適じゃん」とむかつくことを仰るので定価で買い取らせることにしました。


2002/01/19(土)

コッソリと秋葉詣でをしてまいりました。
今日の獲物は全般的に電子パーツなのでPC関連は無しの方向で・・・で・・・しかしやっぱりふらふらとドアをくぐってハッと我に返ること数度。このまま気絶していたらまたレシートの束を抱えて帰る羽目になるのでここは気を引き締めて・・・(笑)

中央通りに面した店が一軒焼け落ちていた。あらら。まぁ普段気にしないエリアなので何の店だったのかも分からないけど、どうせならあの辺りのロリプニ萌えゲーのヲタショップを焼き払ってくれればよかったのに。

目的の買い物を(ほぼ)終えてとぼとぼと歩いていると、あきばお〜○号店の軒先にただならぬ張り紙が。

緑の熊に
御仏の慈悲は無用。
熊殺し特価開催中
(うろ覚え)
な、なんだそりゃー!と思って背後を振り返るとそこには緑の熊がっ!!
まークレバリーのことなんだけど、まぁ説明して伝わることじゃないし、わかんない場合はクレバリーへGo!
僕はここのお店は信用してますです。
そういえばこの製品レビューが面白かった。


2002/01/16(水)

あやしげなマジックと言われていたMicrosoftの和解案は却下されたようだ。
ここから関連記事を辿っていけばことの経過を知ることができる。
これが一番おもしろいかな?

簡単に言ってしまうとボルチモアで行われていた集団訴訟に対する和解案として、M$側が提案していたのが「学校に対する10億ドルの寄付」というもの。
方々から叩かれた通り、M$に対する罰則となるべき措置が、事実上M$の業績を加速するためのシナリオに書き換えられていたわけだ。

当初やつらが言っていたのはこうだ。

「この和解により,米国内各地の最も寄付を必要としている数千の学校に,10億ドル以上に相当するトレーニング/サポート/ハード/ソフトを提供することになる」
相当する、と言ってるのは10億ドル払うわけじゃなくて、それ分のソフトをばら撒くYO!ってことね。
アフォかと。何を元に算出してるのか知らないけど、OfficeXPを数100ドル換算じゃないだろうな。売るだけ丸儲けのソフトをいくらいくら分、ってのがどれだけ意味のないことか、そもそもM$が「今日から価格改定しました、Win2000は今日から10億ドル!」って言えばそれ一本じゃねぇか!

それから次のマジックはMS製品である以上、それは至極短命に終わり、必然的に有料でアップグレードしなくてはならないこと。
恒久的にアップグレードも無料にする、とかなら罰にもなろうが・・・。
結局問題なのはこの案がM$にのみ利をもたらすであろうこと、またM$には痛手にならないこと。
アフォか!もちろん教育関係では(なぜか)一般以上に指示層を持つというアポーが噛み付いた!これで面白いことになった!
多数の興味をひきつけつつ昨年は幕を閉じたわけだが、新年早々に究極のわがまま案は我等がMotz判事によって却下の憂き目に遭うことに。
えらい!
はっきりいってこれが通っていたらもう、アメリカの良識なんて信じられないと思っていたよ。

まぁこれでしばらくゴタゴタは続くわけだけど、俺としては昔だれかが言っていた「IEやらなんやら、余計なものを取り除いた基本機能のみのWindowsを公開しる!」が良いと思われ。


次はカリフォルニア裁判を待つ。
メリケンでは客は直接買った相手(売った相手というべきか)しか相手にできない法律があって、要するにMSに文句を言おうにもユーザがモノを買ったのは販売店なので、販売店までしか訴訟の範囲が及ばない。
M$が傍若無人なのはこれを盾に取ってるからなんだけど、カリフォルニアでは(他にもいくつかあったけど)州法によってそれを遡っての訴訟が認められている。
そこで巨人に対する最後の切り札としてカリフォルニアで集団訴訟が起こされているわけ。

今のところM$が連勝だから正直つまらない。


2002/01/15(火)

PC版PSOの公式掲示板を覗くと、今日もいるわいるわ人柱の山また山。
1万円もしないドリカスに5000円程度のソフトを買ってくればなんの苦労もなくサクサク動くのに、わざわざ現状ハイエンドといわれるスペックのマシンを用意して、環境設定に苦慮し挙句ノーマルモードでやっと動きますだのリセットかかりますだの、正直笑ってしまうま。
あそこで頑張ってる人たち、本当によくやってると思うよ。

DC版では自由度を限界といえるほど制限してまでライトユーザの利便を計ったソニチが見る影もないこの惨状はいったいなんなんだ?
結局集まるのは「ハード詳しくないので原因がわかりませーん」という門外漢と「激しく既出につき過去ログ読めゴルァ」を繰り返す常連。
今のところ結論はGeFoece3以上、RADEON8500以上がノーマルの最低条件らしいよ。

ハード/ソフトに著しく詳しい、もしくは暇なヒッキーで情報収集の時間が腐るほど有る、もしくは腐るほどの金が有る、あるいは新発売のハードのパッケージがオッサンの顔であることに疑問を感じない信者、のどれかに該当しないと多分無理でしょうな。
どれにも該当しないので俺は無理。ヒキーがやっとれ!漏れはもうやめる!

だいたいマウスでできるか!かといって推奨されてるゲームパッドは十字キーの軸が傾いてる上にアナログキーとカーソルが同居できないのでとてもゲームにならんよ。
それ以前にUSBパッドが前提なんだが、これだけCPUパゥワーがカツカツな環境でCPUのスネかじりまくりのUSBかよ!
何考えてリリースしたのかと。

しかも何気にドリカスの時よりサーバ使用料(月額)が高いでやんの。
この方針はちょっと危険じゃないですかねー。
マニアにしかできない、結果そういう人間が集まる、さらにデータは基本的にHDD内に、言うなればユーザがアクセスできる状態に置かれる、内容は既にやりつくした観の有るDC版とまったく同一、キャラデータの移行もできない、月額も高い、・・・これで素直に遊ぶやつがどれだけいるだろうか。
俺はDC版のときよりチーターの比率が増えるんじゃないかと思うんだが。


2002/01/14()

成人の日なんだそうです。着物着てる女の子をたくさんみたです。
今日は毒吐かないです。

PSOについては過去、ドリカス用のソフトとして何度か話題に出しましたが、先月の20日にPC版がリリースされたのでございます。
しかしながら、専用ハード(他にソフト持ってないので正に専用)を持っているのになんでいまさら要求スペックの厳しいPCでやらなあかんの、とイヤイヤモードに入っていたのです。

ところで、過去「新聞マジック」と称しまして、一時的に新聞を取ることをやめる事で月額3000円の出費を自分に対して許容する技を駆使してきましたが、新技「プレゼント交換」が炸裂。
彼女とお互いにPSO(PC版)を買ってプレゼントするという暴挙に出ました。
これはなかなかいける、自分のために買うわけじゃないんだと思うだけでなんとなく金を使ってもいい気がしてきます。
一年の日の多くが物品の授受を伴う何らかのイベントに関連付けられている理由が分かった気がします。

で、問題はここから、まず彼女のマシンで動かしてみたところ、これはなに?効果なの?っていうほどのスローモーション。
香港映画ばりのワイヤーアクションでふわーり動いてるですよ。こりゃまいった。
要求スペックは何だっけ?

CPU : PentiumIII-700以上
RAM : 128MB以上
HDD : 1.3GB以上
VGA : Direct3D対応/VRAM16MB以上
主だったところはそんなもの。ちなみにこれは推奨スペックであって、必須環境はもう少し低いです。
しかし、今までの経験から言って、"必須環境"では本当に動くだけ。ゲームとして遊ぶためには"推奨環境"が即ち最低条件と考えてよろしいかと。

さて手前の環境を鑑みるにPenIII-750、128MBと主要なスペックが是ギリギリ也。
HDDは余裕すぎてあくびが出るほどですが、ビデオまわりなんてそもそもi810なのですが・・・

彼女自身これを組んだ時点で「3Dぐりぐりのゲームなんてやらない」と公言していたし、大体PCに手を染めてこの方、俺だってビデオカードの性能に言及したことは殆どない。
ちょこっとベンチマークにこだわったことはありますが、あくまでも数値上のこと。だいたいゲームなんつってせいぜいがAoEしかやってないのでPCIのミスティークでおつりが来るのです。

これはイカン。イカン崎。叩き直さねば。というか俺はめちゃくちゃ及び腰だったのに彼女がのりのりで大幅な仕様変更をきぼんぬ。そも、ハイスペックのビデオカードを積もうにも、これ小型ケースに組み込みのベアボーンキットだったためAGPスロットすらない、拡張性の「か」の字もないM/B。
ここから手をつけねばならんのですが・・・なにせPenIIIの末期なんていったらちょうどあの時期でそ。
俺がPCから一番遠ざかってた、いや正確にはちょっとちがうね、Intelから遠ざかってたからそのあたりの対応チップセットもわからない。
これはこまった。
おまけにPC版PSOに関しては大本営発表による推奨ビデオチップがGeForceと言ってもよく、チップベンダ=ボードベンダのMatroxしか手を出したことのない俺は情報収集のつてがない。
ぶっつけで店に乗り込んだもののやっぱりわからなかったのでひさしブリにS-2に電話して店の中で相談してしまいました。

「いや、ゲームやるんだけど、あのね、PSOって言って・・・」
「ああ、PSOな。」
「あれ?知ってるの?」
「おう、やってる」
「なんと!(((@_@;」

意外と話が早い!彼はRADIONで実用上問題ないという。
しかしですね、大本営によればRADIONは霧が描画されないんだそうな。実際のところ、S-2はドリカス版をやっていないので、霧だろうがなんだろうが描画されないエフェクトがそこにあるなんて気づきもしないのですが、我々はそりゃもうやりこんだので再現性には敏感です。

しかしなんだ?なんでGeForceって名前が色々あるの?何がなんだかぜんぜんわからない。どれがどれよりどう良くてどれよりどれだけ悪いのかまったくわからんぞ・・・・(゚Д゚ )ゴルァ

結局買ったのはマザボがTUSL2-C、なぜって、それは俺に聞かないでくれ、秋葉へ行ったわけではないので370で素直な板はこれしかなかったの!
というかオーディオがオンボードな時点で素直と言い切れないんだけど、純粋な(440BXのような)奴は皆無だったのよ。
で、ビデオカードは(というかチップは)GeForce2 Tiというやつに。ほんとよくわかんない。

ちなみにケースも新調しているので一大作業に、ってこれが実は土曜のお話なんだけど、この時点で問題は買ったビデオカードが物理的に立て付けが悪いこと。
そもそもAGPはピッチが0.5ずつ重なるむちゃくちゃな仕様なので、一概にボードメーカーが悪いとは言わないけどどう固定してもきちんとささらないようで、ケースを動かすたびにビデオカードのところで起動しなくなるのです。
これ、玄人志向なんだけど、そこの掲示板で「設計不良だ!」と暴れてる人がいたのでどうやら結構ありそうですね。まぁ玄人志向に安定品質を求める奴は逝ってよしということであまり気にすることではないです。

で、肝心のPSOを再インストールして、ありゃま!ほとんどかわらねぇ!
ドライバも更新して、ホント初めて3DMarkの値に神経を尖らせて、RAMも追加して384MBに、しかしほとんど改善されず。
結局公式BBSのログを辿っていくと快適に動いているという人は軒並みPen4なんだそうです。
どうやら1.4GHzあたりが人間の最低条件らしい。マジか!
うちのPenIII-500EだってWebとメール程度だとオーバースペックなのに、お前ら何に使ってるんだ!
本当に1.7Gが必要だったのかと問いたい、問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
ホントは「ぎがへるつ」って言いたかっただけなんちゃうんかと。

まぁしょうがない、彼女は仕事にでかけたので俺は俺のマシンで試すことにします。
一応ながら我が家にもAthlon900MHz(@1.0GHz)が鎮座していましまし、ビデオカードも数千円で買ったへっぽこGeForce2MXがささっています。まあいれてみるべーー。

カリカリカリ・・・

あ!8ボタンのゲームパッドなんてもってねぇぞ!キーボードかよ!
・・・まぁ・・スローモーションになる分、逆に操作には余裕がでるのかね・・・などと思っていたら、サクサク動いてしまいました。をわ!
初めて役に立ったRAIDも絶好調で、シティからラグオルへの転送も瞬時。なんだこりゃ!

試しにハイスペックモードで実行してみるも動く、動くよ。
しかしカコイイ(・∀・)アングルを探して写真撮りまくったらだんだん重くなった。なんだそりゃ(・∀・;)

ちなみに大本営発表はないのですが、少なくともうちの環境ではリフレッシュレートがものすごく低下します。SEGAのロゴでちらつきが見て分かるレベルです。
起動時にCRTの背後でリレーがバチンバチンすごい音を立ててる、垂直周波数をバキバキ変更してるのか?
・・・・バグか?


2002/01/07(月)

三国無双やっててふと気が付くと、右手の親指が超いてぇ。
そりゃもう、骨がきしむ感じで伸ばすとキシキシ音がしそうだ。
昔、SFC版のストIIで親指の爪から血が出るまで昇竜拳の練習したのを思い出した(笑)

さて、先日の試作機に改良を加えて一応の完成をみたUSB切り替え器の回路図をアップ

USB swith
しかしこれ、よく見るとえらい無駄なことしてるのだ。
今回は実験室の破砕ゴミから仕入れたリレーやら、コソーリ拝借したあまりもののインバータやらを使ってるので価格はまったくもって不明、しかも普通にパーツ屋とかでデジトラなんかが簡単に手に入るのかな。
知らんなぁ。
というわけで実際に作る場合はLEDはHC14のインバータで直接駆動できるんじゃないでしょうか。ゲート5個も余ってるし。

さらに、おそらくNECが特殊なんだと思うんですが、USBの電源がおかしいので電源もスイッチしています。
データ線に先んじて電源がオンするように、電源を入れるリレーで、データ線を切り替えるリレーをオンさせるというシーケンシャルツインターボ仕様。

実はリセット回路を組んでいないので初期値が定まらないっぽいんだけどまぁLEDでどっちがオンしてるか表示してるからいいよね。


2002/01/05(土)

ええと、何?グランツーリスモ・コンセプトだっけ?
モーターショーに出てたコンセプトカーが使えるってのは。

で、

なぜ使えん!!(大激怒)

グランツーリスモモードがない、要するにコンセプトカーで遊ぼうっていうお祭りゲームなわけだ。
だったら最初から出さんかいゴルァ!

買って来たから早速コンセプトカーでぬるーく遊ぼうかと思ったら、ライセンス取って、レースに買って、一台ずつ出して行くんだってさ。
・・・逝ってよし認定。

ゲームでつかまされたのって久しぶりだな。
こんなのばら撒いておいて「中古流通禁止」なんて書かれてもな。そらヤフオクで1円スタートするわ。

で、もう捨て鉢になってるのでGEOで「真・三国無双2」を買ってしまいましたです。
ゲームが中古で 6,500円、高ぇ、死ぬほどタケぇよ。
で、メモリカードが 3,500円ですか。激しく高いですな。
まぁメモリカードは使いまわしが効くのでよし、と。三国無双は面白かったし。

しかしですな、14インチのテレビで三国無双やると、凄く眼が疲れるのです。何でか分からないけど、1ステージクリアしてから部屋を見渡すと何もかもが滲んで見えない。
俺はなまじ目がいいばかりに目が悪いって感覚が実感できないんだけど、もはやそんなレベルじゃなくて眼を開けてると痛くて涙が出てくるくらい。
さすがにつらかったのでストーリー解説は目をつぶって聞いていました。読み上げてくれるから親切だよねー。
しかし突然 「それまで静観していたリクソンが動いた」 という一節が。

What!? なぜWrixonが!?

あわてて画面を凝視するもそんな文字列は見当たらず。軍団情報でやっと「陸遜(リクソン)」を発見しました。
でももうだめ、俺の中で金髪碧眼の軍人風の男に確定してしまったのであんな画像では違和感を感じてしまうま。

ていうかね、俺、三国志って良く知らないの。横山光輝の奴を3巻くらいまで読んだかな。だから黄布の乱まではわかるよ。


2002/01/04(金)

あけましておめでとうございます。曜日の感覚が欠落してしまってますな。

年末は一応実家の方へ帰っていたのですが、その間にも闇取引が続々と(笑)
先日 SZJ 氏の依頼で代行落札した音楽CDを持って行ったり、その際に 「最近マウスは買ってませんなぁフォフォフォ」 とか言った直後に新マウスを買って帰ったり。
これな。

左の写真の左のマウスのやつね。メーカー希望小売価格は \8,500 なんだそうな。現在までのところ実勢価格はほぼ5k円を堅持しており、苦々しく思っていたところに「特価\1,980」とか書いてあったら買うでしょ。
買いました。

で、浜松でのいろいろないきさつは忘れたのですっ飛ばして今日の早朝0時に浜松を発ち、午前5時には川崎入りしていたにも関わらず寝ない俺。
実を言うと、年内に片付かなかった取引があって、金を払うこちらとしては「年内に手続きしますので銀行が稼動する4日に確認を」と言っていたのに今もって払っていないという非常に気まずい事態になっていたの。
で、あてにしている@BANKが稼動し始めるのが今日の7時。そりゃ寝られんわ。

実はもう一つ用事が。
先日届いてしまっていた2台目のPS2ジャンクが転がっており、こいつの素性を調べないことには・・・
ああもう、寝てらんない!

7時に入金を済ませたらそのままPS2を抱えて会社へGo!
バラすにも設備が必要だし、何と言っても1台目が未だに会社にあるのでな・・・

さて、そろそろ気合が入ってきた。
まずはざっと見渡して散見されるチップ飛ばしが2箇所、パターンをいじった後が2箇所、モータドライバICの足が3本ばかり浮いている。
まぁこの辺り、何をしたかったのかはM@D系のサイトを回ればわかるだろう。それより問題はピックアップが生きているかどうか。
さっそく2号機(※)のドライブを1号機に移植してみる。
・・・症状、まったく変わらず。
モーターは回る、が、CDを検知しない。要するにピックアップ系の死亡を意味するこの症状が出てしまうと非常に厄介なことに、ニコイチすらできないのでは?

※・・・入手した順に1号、2号と呼んでいるが、型番としては2号の方が古い。

ふう、最終段階だな。ドライブ基板とピックアップを分けねばなるまいて。
まだなんとか片方はピックアップ自体、片方はICが逝っている可能性が残っているので。希望的観測を許す材料として、1号機はLEDが点灯するが読まない、2号機はLEDが点灯しないという症状の違いが有る。おそらくは2号機はチップが逝っているのだ。

念入りにピックアップの静電対策を施し、それぞれ外す。
10000番と18000番なのでそれほどの違いはあるまいと思っていたのに実際は結構違っていた。ドライブ側の(PUコントロールICの載った)基板の形状からすでに違うのでフィルムケーブルの長さも違う。ここから移植しなくてはならない。
さらにスピンドルモータの基板の高さが違っているので、ピックアップとマイクロスイッチが接触しないのだ。えーとこれはPS2に限った話じゃないんだけど、ピックアップが最内周に来たことはピックアップがスイッチを押すことで検知されるのでこれが押されないといつまでも内側にぐりぐり押されていててててててて誰だ!

ここは先人に倣ってラバー・・・消しゴムでいいや(w
しかも両面テープで貼っておしまい。後々ヤヴァいかもな。

で、どうやら目論見は当たっていたようで、1号のICと2号のピックアプという組み合わせで何やらCDを読み始めたようだ。シメシメ。
ここから先は逆に会社では何も出来ない(だいたいテレビ無いし)ので帰るダス。

ボリュームたっぷしだな。
さっそく起動してみる初代グランツーリスモ。素晴らしい!イッパツ起動じゃないですか!
調子に乗って三国無双2を買いに行く。実は浜松でちょっとやって面白かったので。

しかしなんですか、なんでこんなに高いの!?冗談じゃございません。中古でこんなに高いとは思わなかった。時代は変わったのか。
そういう事情なら致し方ありません。Dzハンバーグラーも持っている三国無双を買うだけヤボというもの、だいたいなんでPS2用のゲームを買いに来たかって言えば、PS1のゲームは動いたけどそれはCD-ROMであって、PS2用の、というかDVD-ROMを読むかどうかはまた別問題なのです。
そんなある意味実験材料に7,000円も出せるかっ!
ちょうど売っていたグランツーリスモ・コンセプトとやらを購入。レースゲームならメモリカード無しでできるだろ。

では起動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しねぇ!やっぱりかよ!
くじけるなここは無人の荒野ではない。偉大なる先人達が切り開いた石畳が無数に伸びる開拓地、ピックアップのDVD/CD別の調整部分まで判明しているんだぜ。
これに加えてトレーの台の角度を調整するギヤを少しずついじってみる。ち、こうなるとまたオシロが欲しいところなんだけど・・・まぁ読めば良し、ということで敢行。
装甲なしでドライブは手に持ってメイク&トライを繰り返す、ふふふワレながらアフォだね。非常に。
当初からの総費用と人件費で新品が2台は買えてる気がする。

しかし、最終的に動きましたよ!GT・コンセプトが!ビバPS2!
すっごく時間かかったけどね。なにせ「分離して調整 → 組んで試験」 の繰り返しなわけ。 今のところ安定動作しています。
まぁニコイチだからコストパフォーマンスは限りなく悪いが・・・