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日記帳(2003.06)

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2003/6/24(火)

俺がラグオル(※)を去った時、特に感慨も無く、惜しむ人も無く、ただ去るのみだった。
リアル知り合いはとっくにフェードアウトしていたし、オンラインでの知り合いもいない。
ま、そういうしがらみで時間を食わずに済むのがいいところかな、ゲーム自体に飽きたとき独断で降りられるし。
などと思っていた。
その時は事実その通りだった。

※・・・PSO(ファンタシースターオンライン)の冒険の舞台。

その後長いブランクを経て RO に移り住み、嫁の属していたギルド(PSO当時からの集団)と一緒に遊ぶことが多くなった。
ゲーム中でしか知らない相手、それでも姿形を持ち、動きしゃべる分だけ、掲示板でのコテハンとは違う親しみを持てる。
ハンドルのみで呼び合いリアルでは知らないが(※) いつもの場所にいけばいつものメンツがいて、適当にパーティーを組んで冒険に出かける。そんな日々だった。

※・・・前述の集団はゲーム外でもMSN等で連絡を取っており、そういう意味ではリアルに近い知り合いではある。俺以外は。



昨日、一人が RO を去った。
フェードアウトではなく、引退宣言をしてキャラデータも削除して去っていった。

俺は彼が好きだったからガラにもなく感情的になって引き止めたけれど
一晩寝ずに考えた末の引退宣言を

彼は引っ込めることはなかった。


彼自身の事情に挟む口も無く、ただ滲むディスプレイを睨んだまま動けない俺に
彼が言った。


「また、どこかで」




自分にできることが無い状況というのは厄介だ。
理屈理論であればその場で理解できる。だが人が感情の整理をするためには ある程度の時間が必要だ。
正直なところ昨晩はよく眠れなかったし 今日の昼飯は食えなかった。
(;´д⊂

俺はここで 待つことにするよ。


2003/6/21(土)

日本無線のAirH"phone AH-J3002Vですが、ついに修理に出すことになりました。
バグだフリーズだと言っていたブラウザ周りについては Ver1.16 の時点ではほぼ収束。実用上問題無しだったのですが、問題になったのは個体の不良と思われる音声通話の不具合。

何しろ電話が掛けられんのです。

メールは通るのですが、通話しようとして発信すると「ププ、ププ、」という音がしばらく続いて・・・
「つー、つー」
おいおい・・・

だがこれはまだいい方で (切れたのが判るから) 問題なのはもう一つのパターン。
しばらく無音が続いたかと思うと、なんと待ち受けに戻っているのです。

さらに厄介なことに、相手方の呼び出し音が聞こえていない段階で切れている場合でも、相手には着信履歴が残ることがあって・・・
そしてこの状況は一度陥ると連続で何度かけてもダメなんですよ。
そう、連続でのワン切り機能になってしまうわけ。

と、この状況を日本無線のサポートに電話するのにも6回ほどかかりました。
だめだ・・・これはダメだ・・・

結局「販売店へ修理で持ち込んでDポを通してメーカー送り」と話がついたので以前使っていた J700 を持ってpipitへ乗り込みました。
近所で買うべきだった・・・_| ̄|○

で、J700に戻してもらって1日、感じたことは・・・
快適!
発信時のあの不安がまったく無いもの。
いや日本無線端末も直ってくれば同レベルなのかも知れんけどさ。


2003/6/7(土)

結婚記念日ということで(厳密には月曜だが)プチ旅行に行ってきました。
箱根の温泉宿です。

温泉なんて爺婆の行くトコだと思ってたけど、なかなかいいですねぇ。

ただ一つ難点は外食産業が夜営業していないこと。
観光客は基本的に宿泊先で食べるんだろか。
普段メシのまずいビジネスホテルしか泊まったことないもんで、外で食ってくるのが一般的かと思ってました。
いざ芦ノ湖畔で食事どころを探すと。。。みんな5時台には閉めるらしい。。。

だめだ。
レストラン探すのにすごい時間がかかりました。

次からは夕食も予約しよう。


2003/6/5(木)

現れるなりヤツはまず自分で一言。
「ソニーの初ロット買ってもーた。」

れーずんは SO505i を買ったらしい。
これな。

うーんそれは危険だが、それよか君、先日 「J-Phoneに乗り換えました新しい電話番号は・・・」 って言うてたんじゃ!

「いや、実は乗り換えでのーて並行して持っててん、またメインをこっちに戻すだけの・・・」

ブルジョワめヽ(`Д´)ノ
しかし俺も独身だったら au のアレともども新規契約し直してリボルバーを並べて楽しむくらいのことはしたかもしれない。
そのくらい横回転の2機種は気になるところ。機能じゃない。アレだ、ギミックだよ。魂の。

しかしデカイなこれ、厚さ3cm以上あるんじゃねぇか?
一時期の鬼のような「軽薄短小化レース」がどうも一段落した模様で、各社付加価値を他に求めるようになってきているようだ。
まぁカメラを納めてどれだけ小さくするか、というのも一つの共通の要素ではあるんだが、、、リムーバブルメディアの種類とか、そもそもメディアスロットを搭載するかとか、いろいろね。
で、ソニーはもうぶっちゃけデジカメに携帯つけましたってくらいの思い切り様。
液晶はめっちゃくちゃきれい。

ところが文字を表示してみると・・・しょぼ(´・ω・`)
QVGA液晶というからどんなに情報量がアップしているかと思えばフォントは拡大しただけかよ・・・
過去の機種で1ドットだったところが4ドットで表示されてるだけ。

ふんふん、それで?
問題はwebやメールでの見通し、厳密に言うなら一画面にフォントがいくつ入るか、だ。

なになに?フォント最小にして・・・10×9?
2年前のJ90と同じかよヽ(`Д´)ノ

高解像度の意味がどこにあるんじゃヴォケぇ!
だめだ・・・これはだめだ・・・

ちなみに、俺とは違う意味でQVGA意味なしと叫んでる連中もいる。
何を問題視しているかというと、前述の倍角フォントなわけですよ。
せっかくの高解像度なんだからきれいなフォントにしろ、とね。
今時なにこのゲームウォッチみたいなフォントは、と。

個人的に俺の意見はこれとは異なる。
フォントを高精彩で大きく表示することに俺は意味を感じない。フォントの本意は文字を表すことであり、仮に象形文字であったとしても文字一つ一つの形状に意味は無く、その表すものへのポインタに過ぎない。

「いぬ」という文字列があの4本足のかわいい動物を表わすことに、文字サイズも文字の形状も解像度も関係無い。
言い換えれば、文字一つの表現を細かくすることで単位情報量を扱う為のCPU負荷は無駄に増えていくのだ。
ドットマトリクスである以上、解像度を倍にする(倍角でなくて全ドットを一つずつ扱う)とRAMに展開するビットマップのサイズは単純に4倍になる。
だが「いぬ」は「いぬ」なんである。

俺がQVGA(を含む高解像度ディスプレイ)に期するものはきれいなフォントではなく、普及サイズのフォントを解像度分だけ小さく表示できることによって一画面に収まる情報量が増えることだ。

たとえば、SO505 は前述の通り 10文字×9行しか表示できないので、

いぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬ

犬は45匹しか表示できない。
これに対し、先発の J-SH53 は同じ QVGA 液晶に 12ドットフォントをフルで打ち、20文字×20行を実現している。

いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ
いぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬいぬ

実に200匹ワンちゃんである。
もはや 「いぬ」 だか 「ぬい」 だかわからんよーになってしまったが、要するにスクロールや切替え無しで一瞥できる情報量がこれだけ違うということ。
人間の目というのは非常にでかい視野の中から無意識のうちに情報を抜き出して取得している。
「どうせ一度に読めるのは1行だからラインエディタでいいでしょ?」と、そういうわけにはいかないのだ。

むろん、倍角フォントに比べれば当然扱うドットは4倍に増えている。プロセッサの負荷は高解像度フォントで画面を満たした場合と変わるまい。
だが前述の単位情報辺りの負荷は、1倍のままなんである。

ま、もちろんこれは 「文字は事象へのポインタに過ぎない」 とする俺のノーミソの話であって、

 汚い字で書かれた 「いぬ」 は痩せこけた雑種の感じ

   流麗な字体の 「いぬ」 は美しいポリッシュローランドシープドッグの感じ

という感性のお人には適用されないので悪しからず。

それから物理的なドットサイズの問題も出てくる。
液晶サイズが2インチのまま解像度を上げれば、当然ながらドットは小さくならざるを得ない。
それだけフォントを詰め込めてうれしい、のだが、・・・・見えん(笑)
ディスプレイという出力デバイスからの信号を受ける入力デバイスが人間の目という時点で、そこに終着駅は見えてるわけだ。

ま、なんにせよ SONY だ、デザインはいいよね。重いでかいと文句言いながらも、いいなぁいいなぁ。













そしてこの日の夕方、帰る間際の先輩がYahooのニュースを送って来た。

『SO505にバグ発覚!』

昨日の今日かよ・・・_| ̄|○

お前らがんばりすぎ。