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2020/08/21(金)

MRオコナーの「絶滅できない動物たち」を借りて読んだ。
既にこの本自体が絶滅(絶版)なので、図書館で借りるしか無かったよ。

俺の結論から言うと内容は冗長でかったるく、ほぼ全てが二次情報なので臨場感もあまりない。
絶滅を回避する、若しくは抗うことは良いことだという一元的な考え方を改める良いキッカケとして、ショッキングな事例を知る価値はあるが、そのためには冒頭のプロローグだけで足りてしまう。

要点を言ってしまうと、
進化は人間が想像するよりも早いスパンで起きてしまうこと、変わらない事を良しとして環境への適応による変化を悪とする恣意的な進化の誘導をしてしまっていること。

冒頭、筆者が吐露するセリフ
「絶滅するに任せた方が、良かったんじゃね?」

これが重い。

その後の事例紹介は冗長で退屈だが、ただなんとなく「絶滅、良クナイ、環境保護、良イ」と教義を唱えて生きてきた人は、一読の価値はあると思う。

俺には、あった。





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