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■ Hazard4 Tonto concealed carry mini-messenger ■


■購入日
2017年12月末

■購入店
Amazon

■購入価格
\10,000ちょっと

■長所
財布とケータイとメモ帳程度を持ち運ぶ、いわゆるEDCバッグとして現状の個人的な最適解。

■短所
そりゃまあ、小さいので入らないものは入らない。
一般的なサイズの折り畳み傘すら入りません。

■画像と感想
外観と寸法

まず外観。とにかくこの見た目が最重要です。

サイズ情報はなにしろ希少な海外製品でしかもソフトバッグですので、どこまで測るのかによって情報が混在しています。
内寸と外寸をそれぞれ実測しましたのでこれでFA。
まあ保証はしませんけどね。
写真に示したのは突起を含んだ外寸です。要するにこのバッグを収めるために必要なスペース。
内寸はそれぞれの説明の中で。


特徴的なフラップ

広いベルクロの受け面があり、好みのパッチを付けられます。買ったときはHazard4のロゴだけが付いている状態で、外すと正直間抜け。(最初の画像をごらんください)
このロゴだけは付けておきたい。


全てを物語るフラップポケット


フラップにポケットがあります。2wayのZipにより結構ガバっと開く。
内側にも謎のベルクロ面があり・・・このジップは施錠できるように閂穴がある・・・

ここがこのバッグの本質です。
カッコいいからというだけで本質を見ずに買って初めて知る事実、最初から名前を良く読めよと言われればそれまでっすけど、このバッグは「Conceald Carry」用。
直訳すれば「隠し持つ」か?何を?ヤクか?
・・・銃に決まってるじゃないですか。
北米では今やすべての州でコンシールドキャリーウェポン(CCW)、つまり銃を隠し持つことができる免許制度が採られており、そのためのホルスターが貼れるようになっている、それがこのバッグの売りなのです。
オープンキャリーが無免許でできるかどうかは州法に依りますが、隠し持つ場合は持っていることを匂わせて威圧してもいけない(裁判で超不利になる)ので普通のバッグにホルスターごと綺麗に収まる必要があるんだそうな。


ロック機構付きのバックル

そんなわけでバックルも立派なもの。
今がLockなのか、そちらへスライドさせればLockなのか、はっきり言って解らん表示ですが、慣れた本人にしか素早く開けられないのもLock機能の一部(うそ)。
自分は覚えられんので開けっ放しです。


MOLLEパネル

前述のフラップを開けるとMOLLEのパネルが顔を出す。
発音は「モーリー」です。自分もずっと「モール」と発音していましたが、海外のレビュー動画でどうにも聞き取れずやっと気づきました。
が、それはあまり重要ではなく、そしてこのパネルも実はあまり重要ではないという。
なぜならここに分厚いポーチを噛ましてしまうとフラップが閉じない、閉じてもカコワルイ!

ちなみに

良く見るとロゴが並んでます。
まあ、ナイロン打ちっぱなしのやつより高級感はありますが・・・どこぞのブランドバッグの全面ロゴ柄みたいなイヤミな感じがしなくもない。


マップケース

MOLLE周りにも2wayのZipがあり、これを開けるとマップケースが開きます。
マップケースらしく、90度までしか開かないようなウェビングで制限されているので、べろーんとひっくり返ってしまう心配は無い。
開いた内側はオーガナイザになっており、ペンやらマルチツールやら、小さ目のノートやらが収納可能です。
まあここも分厚いものを入れるとフラップが閉じなくなるか、内側のメインコンパートメントを圧迫するので(構造的にアタリマエですよね)程々に。
海外の写真ではみなさんここに必ず折り畳みナイフか、ゴテゴテのマルチツールを入れています。
でも国内でそんなもの持ち歩いたら軽犯罪法でパツイチですんで、無意味に危険人物アピールをしないようにしましょう。
ただでさえミリ系のバッグ持ってるだけで半分怪しい我々です。

ちなみにオーガナイザのポケットは微妙に小さく・・・

自分が普段使ってるノートは一番大きいポケットにしか入りません。

それからMOLLE脇というか、サブポケットの外に小さな金属製のナスカンがあります。
位置が下過ぎてここから鍵とかぶら下げられんし、小学生なら給食袋とか下げそうですけどね。
いまいち使い方が判りません。


メインコンパートメント

こんな感じ。
大概の海外のレビュー動画でも、中まで光が届かないので良く判らない。
それを知っていて撮った自分の写真もやっぱり良く判らない。
すみません。
内寸は深さ230、幅が180、厚さ60といったところ。普通に入れると500mlのペットボトルが2本。
後述のディバイダーを外して、パンパンに詰め込めば3本入ります。


ディバイダ

仕切り。デフォでは壁に張り付いてますが、片側はベルクロなのでべりべりっと剥がして対面の壁に貼り直せば仕切り板になります。
それなりに厚手の、緩衝材になるソフトな板なので臓物を痛める心配は無い。
自分は財布が暴れないように適当に仕切って使っています。

この仕切りとは別に両サイドに微妙なポケットがありますが、ボトルは入らん程度に小さすぎ、リップクリームは取り出せない程度に大きすぎるシロモノ。
結局、ハンドガンのマガジン用と思われます。


背面ポケット

背面にも厚みのないポケットがあり、ベルクロで押さえられているため薄いものであれば脱落の心配なく収容可能です。
ほとんど出番はないが。

この背面ポケットには大き目のベルトループのようなものがあり、片側はベルクロで調整可能。しかしこんな高さでベルトに取り付けるのはちょっと無茶。
何に使うかというとまたこれがCCWならでは。

「Gunを抜く時にバッグを引き下げるため」なのだそうな。
普通に「ぶら下げる」方式だと上向きに中身を引き抜こうとしたら持ち上げられちゃうもんね・・・合理的なベルトストラップです。


裏返し形態


公式かどうかわかりませんが、フラップをぐるっと裏まで回してバックルで留めることでMOLLEを前面に出した裏返し状態での使用が可能です。
実はこの時、先ほどの背面ポケットがあった位置に重なるフラップの裏にもやはりベルトループが設けられており、この形態でもきちんとCCWからの引き抜きが可能です。


サイドポケット


2way Zipのついた小さなポーチが向かって左にくっついています。
内寸で深さ170、幅40、奥行き50かな。
見てわかりますよね。普通の500mlペットが入らない。
首を開けたまま無理矢理なら入ることは入るが・・・

内側にある謎のポケットもまた小さいことこの上ない。
結局ここに何が入るかというと

ハンドガンのマガジン。これです。
CCW用ですから。
今はここに絆創膏と綿棒のケースを入れられないか、とか、エコバッグを筒状に丸めて常備しておくか、とか、どうやって使い倒そうか考えてます。


サイドMOLLE

向かって右には2列のMOLLE。
ここに追加のポーチを付けられる、というか元々の収納があまりに少ないので付けない選択肢は無いと思います。
自分は同じHazard4のスマホケースを付けて使っています。(写真はウェビングを縫い縫いしているところ)
こちら側は普通に背負うと右手側になるので手探りでスマホを出せて便利。


キャリングハンドル

ラバーを被せた立派なもの。
正直、このサイズであれば重ねたナイロンそのままで良いくらいですが、ベンチレーションの効いたゴムグリップで大満足です。
まあ、本音を言えばハンドルは本体についていて欲しい(構造的にフラップを持つのは気に入らない)のですがこの手のバッグは他社でも似たようなもんです。


スリング

小さなバッグに不釣り合いなほど立派なスリング。
ソフトパッドが充分にやわらかく、ストレスも局限されている。
ついでにこのパッドの外側がMOLLEになっているのですが、さすがに肩に使うと曲面になってしまうし、ポーチを付けようと胸の前に持ってくると肩が痛いので無意味では。


サブスリング

上記スリングの写真に小さなクイックリリースバックルが付いているのが判るでしょうか。
ここに取り付けて胸に回す細いスリングが用意されていて、これを回すことでバッグを体に密着させられます。
この手のバッグには結構ある(腰に回す方が一般的かな)のですが、真面目に使うと紐のおばけみたいになるし、だいたい一般人は走ったりせんよ。バイク乗りか、ホントにミリタリな人だけでしょ、と最初は外していました。
でもこれ、あると結構便利なんす。
ショルダーバッグは前にぐるっと回しやすい、ということは意図せず回ってしまうのです。
前かがみになったとたんに背中にあったはずのバッグがグルっと落ちてきたこと、ありませんか?
そういう日常を変えることができます。
んで、サブスリングはクイックリリースバックルで簡単に切り離せるので、意図して前に回したい時も邪魔にならない。
これは活用すべきと心を入れ替えました。
使わないときは写真のように結んでいます。


困ったフラップバックル

妙に余長があり過ぎるんですよね・・・このバックルのベルトが。
このまま歩くと変形D環がブラブラ、どころかバッグに当たってパンパン音を立てます。うるさい。


パンパンに臓物を詰めたり、MOLLEパネルに分厚いポーチを付けても届く、という意図なのか?


余長を利用してここに三脚や傘を挟むんだ、というレビューもあったけど、ほんと?


しょうがないのでストラップエンドの変形D環をループにもう一回くぐらせる(けっこうキツイ)ことで常識的な長さにできます。
このやり方は写真でも目にする、しかし公式サイトの商品紹介ではやっぱりベロ〜ンと長いままなのでいったいどういう設計なのか小一時間問い詰めたいところ。


■総評
気に入った点 まずなんと言っても外観。
割り切ったコンパクトさ。
優秀な仕切り(ディバイダ)
MOLLEによる拡張性
それなりに優秀なオーガナイザ

一方で、微妙な点
正直、フラップなしモデルが欲しい。
ワンサイズ大きいKatoというモデルにはフラップの根元のZipを開けてメインコンパートメントにいきなりアクセスできる機能があるのだが、tontoではこれがオミットされています。これは削らないで欲しかった。
財布を出すのにいちいちフラップを開けるのは結構めんどい。(しかしKatoは大きいのです)
似たような理由でハンドルも本体から生えていて欲しいところ。フラップなんて蓋でしょ。蓋持って本体の重量を支える設計はあまり好きではありません。
スリングにバックルが欲しい。がっちり背負ってるように見えてバックパックは両手をするっと抜けば一気にパージできます。
たすき掛けのメッセンジャーバッグは外すの大変なことってあるんですよね。
クイックリリースバックルが欲しいです。まあこれは自作できないこともない。

で、私の総評としては良いものです。
当然ながら割り切るところはたくさんあるので、何ができて何ができないかを知ったうえで、ぜひTontoを選んでください。
デメリットもきちんと知ってもらうためにこのページを起こしました。



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