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MS-6163 日本語マニュアル(BIOS編)


3.4 Standard CMOS Setup

このメニューの設定項目は10のカテゴリーに分割されています。
それぞれのカテゴリーには0、1、もしくは1個より多くの(笑)設定項目があります。
矢印キーを使用して項目を選択し、「PgUp」「PgDn」キーを使用して値を選んでください。

Date

「曜日」、「月」、「日付」、「西暦」の書式となっています。

曜日 Sun(日)〜Sat(土)で表示される、週の曜日です。BIOSによって決定されるので読み出しのみです。
Jun(1月)〜Dec(12月)で表示される月です。
日付 1〜31で表示される日付です。数字キーによって入力することができます。
西暦 西暦表示の年です。BIOSに依存しています。
Time

「時」、「分」、「秒」の書式となっています。

Primary Master/Primary Slave
Secondary Master/Secondary Slave

 これらのカテゴリーはコンピュータにインストールされた2系統のデバイスのタイプを確認します。45種類の事前に定義されたタイプと、4つのユーザーが定義可能なタイプがE-IDEのために用意されています。「Type 1」から「Type 45」が事前定義されたタイプ、「Type User」がユーザーが定義可能なタイプです。

 「PgUp」や「PgDn」を押すことでHDDタイプの番号を選ぶか、または番号を直接入力して「Enter」を押して下さい。このドライブテーブルとHDDの詳細が一致しないと正常に動作しないので注意してください。お手持ちのHDDのタイプが一致しないか、リストに入っていない場合は手動で設定して下さい。

 「Type User」を選んだ場合は以下の関連項目を聞かれますので、キーボードから入力して「Enter」を押して下さい。HDDの供給元、製造元の製品の関連文書に記述されているはずです。
 HDDインターフェイスのコントローラがESDIの場合は「Type 1」でしょう。
 コントローラがSCSIの場合は「None」、またCD-ROMも「None」でしょう。

CYLS.
HDDのシリンダ数です。
HEADS
HDDのヘッド数です。
PRECOMP
指定されたシリンダナンバーから最内周について書き込み補償(Write Precompensation)を行います。CAV記録時代の設定っていうか最近のHDDでは関係ない項目です。
LANDZONE
ヘッドが退避する位置を指定します。が、ヘッドの自動退避(Auto Retract)機能の無い古いHDDについての設定なので、最近のHDDでは必要ありません。
SECTORS
HDDのセクタ数です。
MODE HDD
HDDのアクセスモードを設定します。「Auto」「Normal」「Large」「LBA」の4つの値が設定できます。
「Auto」:自動設定です。Typeの設定でAutoを選択している場合はここもAutoになっています。通常はAutoで問題ありません。
「Normal」:旧IDE(エンハンスドでない)に従うアクセスモードです。最大ディスク容量が528MBに限定されます。
「Large」:シリンダ数、ヘッド数、セクタ数の数値をうんぬんして(笑)大容量ディスクへのアクセスを可能にします。現在ではあまり利用されません。
「LBA」:シリンダ数・ヘッド数・セクタ数(CHS)の代わりに論理ブロックを用いて管理する方法です。最近のHDDはこれが一般的です。

Drive A/B

A、Bドライブに使用するFDDの種類を設定します。通常はAドライブが「1.44M,3.5in」、Bドライブが「None」でしょう。
使用可能なものは、「5.25インチ360K」、「5.25インチ1.2M」、「3.5インチ720K」、「3.5インチ1.44M」、及び「3.5インチ2.88M」の5種類です。

Video

使用するビデオカードの種類を設定します。通常は「EGA/VGA」でしょう。

Halt On

起動時のエラーチェックの種類を設定します。

「All Errors」
全てのエラーを報告します。
「No Errors」
全てのエラーを無視します。
「All,but Keyboard」
キーボード以外の全てのエラーを報告します。
「All,but Diskatte」
FDD以外の全てのエラーを報告します。
「All,but Disk/Key」
FDDとキーボード以外の全てのエラーを報告します。




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