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MS-6163 日本語マニュアル(BIOS編)


3.5 BIOS Feature Setup

Anti-Virus Protection

システムが起動する間、そして起動後にHDDのブートセクタやパーティションテーブルに何か書き込もうとすると、システムが停止してエラーメッセージが表示されます。それからアンチウィルスプログラムを使用してウィルスを探すことが可能です。

「Disable」:ブートセクタが書き換えられようとも一切の警告を発しません。デフォルトではこちらが選択されています。

「Enable」:システムの起動時に自動的に作動し、HDDパーティションテーブルのブートセクタが書き換えられようとすると警告を発します。

訳注
マスターブートレコードの書き換えをチェックするので、デュアルブートの環境を構築する際は切りましょう。
たとえば今(無理やり)話題のLINUXでも入れてみようかな〜という人はこれを「Enable」にしておくとLILOがはじかれるので注意。

CPU Internal Cache

CPUに内蔵されている1次キャッシュメモリの有効、無効を設定します。
デフォルトで「Enable」になっています。通常「Enable」で使用します。

External Cache

L2キャッシュメモリの有効、無効を設定します。選択肢は「Enable」と「Disable」です。通常は「Enable」で使用します。

CPU L2 Cache ECC Checking

L2キャッシュのECC(Error Check Correction)の使用を「Enable」、「Disable」から選択します。
FSB100MHzのPentiumllを使用する場合は必ず「Enable」に、L2キャッシュを搭載していないCeleronを使用する場合は必ず「Disable」に設定します。

訳注
FSB100MHzのPenllっていうのは具体的にはPenll-350以降です。キャッシュレスのCeleronていうのはCeleron-300以下、ただし300MHzでもキャッシュ内蔵のCele-300Aが存在するので注意。え?いまさら?

Quick Power On Self Test

PCの起動時にPOST(Power On Self Test)という自己診断を行うのですが、これを高速化というか簡略化するオプションです。
選択肢は「Enable」と「Disable」で、デフォルトでは「Disable」が選択されています。

訳注
解り易いのはメモリチェックの回数でしょうか。デフォルトではメモリのチェックを3回行いますが、この項目を「Enable」にするとチェックは1回になります。
特にメモリを大量に積んでいる人の場合段違いです。

Boot From LAN First

「Enable」を選んでいてLANカードが存在する場合、LANからの起動が最優先になります。
デフォルトでは「Disable」が選択されています。

Boot Sequence

OSを起動するドライブの検索順序を決定します。

選択肢は、
A,C,SCSI
C,A,SCSI
C,CD-ROM,A
CD-ROM,C,A
D,A,SCSI
E,A,SCSI
F,A,SCSI
SCSI,A,C
SCSI,C,A
C,LS(スーパーディスク)
ZIP,C

Swap Floppy Drive

A、BドライブをB、Aのように逆転させて使用する場合に使用します。
選択肢は「Enable」と「Disable」。

Boot Up Floppy Seek

起動時のチェック(POST)で、挿入されたフロッピーが40トラックか80トラックかを決定します。といっても40トラックなのは360Kのやつだけで、それ以上のフロッピーは80トラックなので今となっては意味はないのですが、デフォルトで「Enable」になっています・・・。

Floppy FIFO Control

「Enable」に設定する方がFDDの動作が良いと書いてありますが、正体が不明なので・・・、デフォルトで「Disable」だし。

Boot Up Numlock Status

起動時に「NumLock」をオンにするかどうかの設定です。
選択肢は「on」と「off」。テンキーのあるキーボードでは「on」の方が便利でしょう。
デフォルトで「on」が設定されています。

Gate A20 Option

選択肢は「Normal」と「Fast」。メモリの1MB以上のアドレスへアクセスする時に用いられるGate A20の設定です。「Fast」に設定すると高速なメモリアクセスが可能になります。

Security Option

システムとセットアップ、またはセットアップのみのアクセスを限定します
選択肢は「System」と「Setup」。「System」を選択している場合、プロンプトに続いて正しいスーパーバイザーパスワードを入力しない限り、起動もせずセットアップ画面にも入ることができません。
「Setup」の場合は起動はできますが、セットアップに入るときにパスワードを要求されます。
通常はデフォルトのまま「Setup」にしておいてパスワードを設定しなければ要求されません。

PCI/VGA Palette Snooping

えらい長いので後回しにします。通常はデフォルトの「Disable」にしておきます。

OS Selection for DRAM > 64MB

選択肢は「Non-OS2」と「OS2」。「OS2」に設定した場合、OS/2で64MB以上のDRAMを使用できます。

Report No FDD For WIN95

Windows95の95ロゴのSCTをテストする時に使用する機能・・・っていうんですけど、SCTて何?

Video BIOS Shadow

C0000H-CFFFHのビデオBIOSROM領域をより高速なメインメモリのシャドウRAM領域にコピーするかどうかを設定します。
選択肢は「Enable」と「Disable」。通常は「Enable」にしておきます。





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