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MS-6163 日本語マニュアル(BIOS編)


3.6 Chipset Feature Setup

SDRAM Configuration by

選択肢は「SPD」及び「Manual」。「SPD」が選択されている時はメモリのタイミングは自動的に設定されます。
「Manual」設定のときは、下の「SDRAM RAS to CAS Delay」と「SDRAM CAS Latency Time」によって設定されます。
EEPROMのないDRAMを使用する際は「Manual」に設定し、「SDRAM RAS to CAS Delay」と「SDRAM CAS Latency Time」を「3」に設定して下さい。

SDRAM RAS to CAS Delay

選択肢は「2」か「3」。RAS(Row Access Strobe)の後、CAS(Column Access Strobe)に移行するまでの時間を設定します。
使用するRAMに依存します。

SDRAM RAS Precharge Time

RAMをリフレッシュするための電荷をうんぬんとか行アドレスを指定するために必要なうんぬんとかよくわからないクロック数を設定します(涙)
使用するRAMに依存します。

SDRAM CAS Latency Time

CASレイテンシーの設定をします。RAMを買うときにCL=2とかCL=3とか書いてあるのでその値を使用します。

DRAM Data Integrity Mode

ECC(Error Correcting Code)の有無を設定します。使用するRAMに合わせて設定します。

System BIOS Cacheable

よーわからん…(-_-;
「Enable」を選択するとBIOSのROMの内容をメモリのF000h-FFFFFhに格納するってことかな?多少速くなるけど、どこぞのアプリがメモリのその領域に書き込みをしてしまうと痛いことになるかもっていう意味だと思いますが…。

訳注
ていうかですね、マルチタスクが前提のWin95/98ではBIOSを入出力に使わないですよ。UNIX系だってそうです。16ビットOSの時代ならともかく、今となってはこの項目に意味があるとは思えません。

Video BIOS Cacheable

同じくよーわからん…(-_-;
今度はメモリのC000h-F7FFFhに格納するってこと?メリット・デメリットについても同様。

訳注
しょうがないので調べました。
BIOSを格納しているROMはRAMに比べたらえらい遅いので、起動時にその内容をRAMにコピーします。それによってパフォーマンスの向上が得られますが、前にも書いた通り、BIOS自体がI/Oに使用されなくなっていますので効果は薄いものと思われます。

Video RAM Cacheable

…(-_-;
保留。

訳注
メモリ空間について詳細に書くわけにも行かないんですけど、通常1MB以下のメモリ空間について最初の640KBをコンベンショナルメモリ、それ以上をUMA(Upper Memory Area)といいます。そのUMAのさらに一部がビデオメモリに使用されるんですけど、そのさらに一部(笑)を2次キャッシュの対象にするかどうかの設定です。
で、UMAの内、使用されていない空間がUMB(Upper Memory Blank)として他の常駐アプリなんかに使用されることもあって、「Enable」に設定する場合は他のプログラムが使用していないことを確認して行わないとシステムエラーに陥ることがあります。

8bit I/O Recovery Time

I/Oバスの要求を完了した後のシステムの待ち時間をCPUクロックで表した時間の長さです。CPUの動作がI/Oバスに比べて速すぎるため、動作のタイミングを合わせるための待ち時間です。ここでは8ビットI/Oバスのタイミングを「N/A」あるいは「1〜8」CPUクロックで設定することができます。通常「1」でOKです。

16bit I/O Recovery Time

同様に16ビットI/Oバスのタイミングを「N/A」あるいは「1〜4」CPUクロックで設定することができます。通常「1」でOKです。

Memory Hole at 15M-16M

パフォーマンス向上のために、メモリの特定の空間をISAカードに予約します。このメモリは16MB以下の部分にマッピングされなければなりません。
古いISAのSCSIカードなどが独自のメモリマッピング空間を用意する場合があるので15-16Mの空間を開放します。そういうカードを使用していなければ「Disabled」で問題ありません。

Passive Release

保留。とりあえず「Enabled」で可。

Delayed Transsaction

PCI2.1規格をサポートします。とりあえず「Enabled」で可。

AGP Aperture Size

AGP(Accelerated Graphics Port)のアパーチャのサイズを設定します。
グラフィックアパーチャっていうのはグラフィックメモリのアドレス空間として割り当てられるPCIメモリアドレス領域のことです。グラフィックアパーチャ内のアドレスへのアクセスがあった場合、メインメモリへと転送されます。
「64」で問題ありません。

Auto Detect DIMM/PCI Clk

DIMM/PCIのクロックを自動設定します。とりあえず「Enabled」で可。

Spread Spectrum Modulated

クロックジェネレータのスプレッドスペクトル機能を使用可能にします。デフォルトは「Enabled」なのですが、CPUをオーバークロックで駆動する際には「Disabled」に設定する必要があります。





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