それから、レジストリを編集することは往々にしてシステムを危険にさらします。本来ならレジストリエディタで開くよりはより安全なユーティリティの使用が望ましいと言えます。これは四章で詳しく述べることにします。
見た目をちょっとカスタマイズするためにシステムが上がらなくなる危険を犯すのは本末転倒もいいところって気がしますが、この際なので一度「レジストリが壊れていて起動できません」という状況を味わってバックアップの大切さを骨身に染み渡らせておくことも大事なことかもしれませんね。バックアップの重要性は痛い目をみないとわかりませんからね。
最初に断っておきますけど以下はWindows98を対象としているのでWin95だとちょっと違うかもしれません(大部分は同じだろうけど)。またWinNTでは参考にならないと思います。
全ては自己責任において行って下さい。フガ(鼻濁音)。
次に、何は無くともバックアップ。レジストリの正体はWindowsフォルダの下にある「User.dat」と「System.dat」です。
これらを別名でバックアップするんですけど、DOSを使える人には説明の必要も無いよね。まぁWindows上でも普通にコピーして名前を変えておけば問題ないです。
ちなみにWin98付属のレジストリチェッカを使ってバックアップを取ったり、窓の手等のツールを使うバックアップの方がお手軽です。いずれにせよ「User.tad」なり「User.bak」なり自分がわかればなんでもいいから場所と名前を覚えておきましょう。
ちなみに「System.dat」は最初っから700KBくらい、今のボクの環境では2.5MBちかくもあるからフロッピーにバックアップを取るのはあまり便利ではないと思います。
さて、早速Windows標準のレジストリエディタを起動してみましょう。「スタートメニュー」から「ファイル名を指定して実行」を選んで「regedit」と入力。
毎回それでもいいんですけど、頻繁に使う場合はショートカットをどこかに作っておいたほうが楽でしょうからデスクトップなり愛用のラウンチャに入れておきましょう。
実行ファイルのパスはAT機に標準でインストールした場合は「C:\Windows\Regedit.exe」、システムを他の領域に入れてる場合はこの限りではないけれど。