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レジストリ編集技


効果
対象となるキー
操作の対象となる具体的なキーのパスを示す。なお、最上位の6つのキーに関しては省略形を用いる。

必要な操作
操作の手順を示す。たとえば[編集]→[新規作成]とあった場合はツールバーのプルダウンメニューから各サブメニューを選択して行くことを示す。
ちなみにレジストリエディタは画面が左右に2分割されているが、左側を「キーの窓」、右側を「値の窓」とする。
また実際に入力する値はダブルクォーテーションで囲むが、その中身だけ入力する。"は入力しない。

対応ユーティリティ
当該機能をサポートしているユーティリティを列挙する。

備考・詳細
その他諸々、どうでもいいこと。


小技大技INDEX

スタートメニューの高速化 アクティブデスクトップを切る 「アプリケーションから開く」を追加 BMPファイルの中身をアイコンで表示
デスクトップアイコンを変更 タイムゾーンに名前を追加 次回の起動時にだけ実行 複数のアプリケーションから開く
インストールパス 更新待ち 更新待ち 更新待ち


スタートメニューの高速化
対象となるキー
HKCU\Control Panel\densktop

必要な操作
[編集]→[新規作成]→[文字列]で"MenuShowDelay"という文字列を作り、値のデータに"1"を入れる。

対応ユーティリティ
窓の手

備考・詳細
スタートメニューはポイントされてから開くまでにタイムラグがあるが、その長さを任意に変えることができる。
なお、値は"0〜32767"の範囲で自由に設定が可能。数字が小さい方がより高速。


IEを黙らせる(アクティブデスクトップを切る)
対象となるキー
HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer\

必要な操作
[編集]→[新規作成]→[バイナリ]で"NoActiveDesktop"というバイナリのキーを作り、値のデータに"10 00 00 00"を入れる。

対応ユーティリティ
窓の手・Tweak UI

備考・詳細
闇夜の背後から忍び寄ってCPUパゥアーを奪い去って行くアクティブデスクトップをばっさりヤる手段。


コンテキストメニューに「アプリケーションから開く」を追加
対象となるキー
HKCL\UnKnown\shell\openas\command
HKCL\*\shell\openas\command

必要な操作
1."HKCL\UnKnown\shell\openas\command"の"(標準)"をダブルクリックして[文字列の編集]のダイアログを出す。
2.[値のデータ]に表示されているパスをコピーする。
3."HKCL\*"を探して"*"キーを右クリックして[新規]→[キー]として"shell"というサブキーを作成する。
4."shell"を右クリックして[新規]→[キー]で"openas"というサブキーを作成する。
5."openas"を右クリックして[新規]→[キー]で"command"というサブキーを作成する。
6.できた"HKCL\*\shell\openas\command"の"(標準)"をダブルクリックして[文字列の編集]ダイアログを出し、[値のデータ]に2.でコピーしたパスを貼り付ける。

対応ユーティリティ

備考・詳細
アプリケーションに関連付けされていない種類のファイルを右クリックするとメニューに「アプリケーションから開く」が現れるが、これを常時現れるようにする。

BMPファイルの中身をサムネイルアイコンで表示する
対象となるキー
HKCR\Paint.Picture\DefaultIcon

必要な操作
値の窓(ウィンドウの右半分)で"(標準)"をダブルクリックして[文字列の編集]ダイアログを出す。
[値のデータ]には標準のアイコンの値が入っているのでこの値を"%1"に置きかえる。

対応ユーティリティ

備考・詳細
ビットマップ形式の画像ファイルの中身を開かなくても見ることができる。ファイルのアイコンが中身の画像の縮小画像(サムネイル)になる。
なお標準の値を変更する際は元の値を保存しておきたい。バックアップを書き戻すよりは簡単に変更部分を元に戻すことができる。
[編集]→[新規作成]→[文字列]で新しい値を作成し、適当な(それとわかる)名前をつけて元の値をコピーしておく。
Windowsは新規作成された値は参照しないのでシステムに不具合は起きない。

デスクトップアイコンを変更する
対象となるキー
マイコンピュータ HKCR\CLSID\{20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D}\DefaultIcon
ネットワークコンピュータ HKCR\CLSID\{208D2C60-3AEA-1069-A2D7-08002B30309D}\DefaultIcon
ごみ箱 HKCR\CLSID\{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}\DefaultIcon
インターネットエクスプローラ HKCR\CLSID\{FBF23B42-E3F0-101B-8488-00AA003E56F8}\DefaultIcon

必要な操作
値の窓(ウィンドウの右半分)で"(標準)"をダブルクリックして[文字列の編集]ダイアログを出す。
[値のデータ]には標準のアイコンの値が入っているのでこの値を好みのアイコンの値に置きかえる。

対応ユーティリティ
窓の手・画面のプロパティ・change-moi

備考・詳細
Win95時代に「デスクトップに固定されたアイコンを変更したい」という理由から流行った技だけど現在ではあまり意味が無い。
というのもWin98では「コントロールパネル」の「画面のプロパティ」の中の「効果」タブでいくつかのデスクトップアイコンは変更が可能だから。

10/16/1999追記:
[画面のプロパティ]アプレットで変更されるのは現在ログインしているユーザーの画面プロパティのみです。つまり他の人の名前でログインした場合のアイコンは変わりません。
(日本では通常、デスクトップを共有しますからこういう問題は無いかもしれませんが。)
具体的には、窓の手やchange-moi等のユーティリティは上記のキーを書き換えますが、[画面のプロパティ]が変更するのは以下のキーです。
HKU\.DEFAULT\Software\Classes\CLSID\{20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D}\DefaultIcon
ただしこれはユーザー名を登録していないデフォルトの場合です。


タイムゾーンの地図に都市の名前を追加する
対象となるキー
HKLM\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Time Zones\各エリア名

必要な操作
まず[コントロールパネル]の[日付と時刻]の中の[タイムゾーン]のプルダウンメニューから追加したい都市のあるゾーンを探して、すでにある都市の名前を記憶しておく。
レジストリエディタを起動して[編集]→[検索]で編集したいタイムゾーンのデータを探す。[(GMT+09:00)東京、大阪、札幌]に追加したければ"tokyo"で検索を掛ける。
レジストリエディタは上記のキーの中の"Display"という値を見つけるので、"Display" を右クリックして[変更]を選び[文字列の編集]ダイアログを表示する。
[値のデータ]に任意の文字列を追加する。
例(笑)

対応ユーティリティ
さすがにないと思う(^^;

備考・詳細
まったく意味が無いお遊び技。
あと普通の日本人なら"東京"以外のキーはすべて削除しちゃってもいいと思う。地図はぐちゃぐちゃになるけど(笑)

任意のプログラムを次回の起動時にだけ実行する。
対象となるキー
HKLM\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce

必要な操作
1.対象のキーの値の窓で右クリックして[新規作成]→[文字列]として適当な文字列を作成する。
この文字列は起動したいプログラムがわかればよい程度のもの。
2.新規に作成した文字列をダブルクリックして[文字列の編集]のダイアログを出し、[値のデータ]に実行したいアプリのフルパスを入れる。

例:次回起動時にメモ帳(Notepad.exe)でC:\readme.txtを表示したい場合は「手順2.」の[値のデータ]に"c:\windows\notepad.exe c:\readme.txt"と入力する。
文字列の名前はなんでもいいので"memo"とか"readme"とかにでもすれば・・・

ちなみにこの文字列は次回起動時に削除される。

対応ユーティリティ
無いと思われる。

備考・詳細
誰かに自分のマシンを貸与する際に口頭では伝えにくい注意点を文面で表示するとか、何かの設定を強制する場合には有効な手段だと思うけどあまり具体的な使用目的は見出せないかも。
段階的に起動するアプリなんかだと確認のダイアログが出た時点で「いいえ」を押されたら終わりなので使えない。

1つのファイルタイプを複数のアプリケーションから開く。
対象となるキー
HKCR\対象となる拡張子

必要な操作
1.HKEY_CLASS_ROOT\の下の変更したいファイルタイプの拡張子名のサブキーを開く。
ここでは例としてビットマップイメージを扱うので以下のキーを開く。

HKEY_CLASS_ROOT\.bmp

2.(標準)の値のnameIDを見て同名のキーをHKCR\の中から探す。
.bmpの場合は"Paint.Picture"という値が入っているはずなので以下のサブキーを開く。

HKEY_CLASS_ROOT\Paint.Picture

3.この中のshellサブキーを選択して[新規作成]→[キー]とする。名前は"open1"としておく。

4.作成したopen1サブキーの(標準)の値をダブルクリックして[文字列の編集]ダイアログを出す。ここに入力した文字列が実際のメニューに表示される。
例:"イメージングで開く"

5.作成したopen1サブキーを選択して[新規作成]→[キー]としてサブキーを作成し、名前を"command"とする。同様に(標準)の値をダブルクリックして[文字列の編集]ダイアログで[値のデータ]に立ち上げるアプリケーションのフルパスを記述する。
スペースを空けて"%1"を追加すること。
例:"C:\Windows\kodakimg.exe %1"

対応ユーティリティ
フォルダオプションの[ファイルタイプ]

備考・詳細
手順3.〜5.を繰り返す(但しキーの名前は"open2"→"open3"というように追加して行き、メニューの名前も適宜つけること)ことによって複数のアプリケーションを登録することが可能。
例:

ちなみにこれはやりすぎ。

インストールパスを変更する。
対象となるキー
HKLM\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Setup\

必要な操作
1.対象のキーに存在するSourcePathという文字列をダブルクリックして[文字列の編集]ダイアログを開く。
2.[値のデータ]には本来のインストールパス(おそらくはCD-ROMドライブ)が記述されているので、HDDにコピーしたSetup.exeのある場所を記述する。
例:"E:\win98"

対応ユーティリティ
change-moi・窓の手・TweakUI

備考・詳細
通常はWindowsをCD-ROMから直接インストールすることが多いがあまり得策ではない。HDD容量に余裕があればCD-ROMの中の「Win98」フォルダを丸ごとコピーしておいてHDDからインストールした方が便利。
CD-ROMからインストールすると、
1.HDDより遅いので時間がかかる。
2.設定を変更するときにWin98フォルダの中身を要求されることがある。その度にCD-ROMが必要になる。
3.インストール後にストレージデバイスを追加してドライブレターが変わった場合インストールパスは元のドライブレターのままなので「参照」しないとCD-ROMを読みに行かない。
等の不具合がある。

クリーンインストールする場合は、フォーマット済みのHDDに「Win98」フォルダをコピーし、その中の「Setup.exe」でインストールする。
この場合はインストールパスは自動的にHDD上の「Win98」フォルダを指定するのでレジストリの書き換えは必要無い。
現在の環境のままパスだけ変更したい場合は、Windows98のCD-ROMから「Win98」フォルダをHDDの任意の場所にコピーしてそのパスを"SourcePath"の値のデータとして記述する。(上で説明している手順はこれ)


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