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MS-6163 日本語マニュアル(BIOS編)


3.11 Integrated Peripherals

IDE HDD Block Mode

選択肢は「Enabled」及び「Disabled」。IDE-HDDへのブロックモードアクセスを許可します。

訳注
ブロックモード転送っていうのはHDDのデータ転送の効率を上げるために複数のセクタをブロックとして一度に転送する機能です。ブロックモードを使用しない場合は一度の割り込みにつき1セクタ(512バイト)を転送します。

IDE Primary Master PIO
IDE Primary Slave PIO
IDE Secondary Master PIO
IDE Secondary Slave PIO

これら4つのIDE HDDの選択肢は「AUTO」を選択しておけばBIOSがPIOアクセスのモードを検知してくれます。

原注
「AUTO」で検出した転送モードで使用できない場合がありますので、そういうときはモードを落として下さい。具体的には、PIO Mode4と検出されても、その設定で適正に動かないようでしたらMode3に落として下さい。

Mode1〜4を選択すると、システムはHDDから検出されたモードを無視して、選択されたモードを使用します。

原注
ATAのスペックに従えば、転送レートの速さは「Mode4」>「Mode3」>「Mode2」>「Mode1」>「Mode0」です。例えば「Mode3」で使用可能なHDDの場合、より低いレートの「Mode0〜2」の設定は可能ですが、高い方の「Mode4」には設定できません。

On-Chip Primary PCI IDE
On-Chip Secondary PCI IDE

プライマリ、セカンダリの2系統のIDEをサポートするIDEコントローラがマザーボード上に提供されています。
最大4つまでのデバイスをサポートします。
拡張IDEカードのようなOff-BoardのIDEコントローラを使用する場合はその拡張カードが使用する系統を「Disabled」に設定する必要があります。どちらの系統を使用するかは拡張カードによります。

USB Keyboard Support

「Enabled」を選択するとデバイスドライバ無しでUSBキーボードを使用できるようになります。

Init Display First

「PCI Slot」 PCIとAGPの両方にビデオカードがインストールされていた場合、PCIの方を最初に表示します。
「AGP」 同様の場合、AGPのビデオカードを最初に表示します。

Onboard Sound

「Enabled」 オンボードのサウンドチップを使用可能にします。
「Disabled」 使用しません。

訳注
国内に正規に輸入されているものはサウンドチップは搭載されていないようです。したがってBIOSにはこの項目は現れません。

Power ON Function

選択肢は「Button Only」、「Keyboard98」、「Password」、「Mouse Left」、「Mouse Right」、及び「Hot Key(Ctrl F1からCtrl F12)」です。これらの動作によりシステムが起動します。

原注
「Mouse Left」または「Mouse Right」に設定したときは、この機能で起動する前に、一度システムをOSまで起動して下さい。
その後電源がOFFの状態でマウスの指定したボタンをダブルクリックするとシステムが起動します。

訳注
この機能についてはよくわからない部分が多く、Microsoftのインテリマウスで使用できたという報告、まったく出来ないという報告があり、整理できていません。
私自身の実験では、インテリマウスでは左右共に不可、ホットキーは可能(現在はCtrl+F1で起動しています)、パスワードの場合は一段下に「Password」という項目が現れるので設定します。方法はBIOS設定のパスワードの設定方法と同様です。ちなみに一度電源コードを抜くとキーボードがスタンバってくれないようでなかなか受け付けてくれません(T-T)
とかいってたらおや?電源切った後、キーボードには通電していないように見えるんですが、Hotキーによる起動、成功しました。

Onboard FDC Controller

360K/720K/1.2M/1.44M/2.8Mのフロッピーディスクドライブ2つをサポートする専用のコントローラを備えています。
「Enabled」 オンボードのFDCコントローラを使用可能にします。
「Disabled」 使用しません。

訳注
普通FDDを搭載しないとやっていけないと思うので「Enabled」でいいんじゃないでしょうか。「Disabled」にすればIRQの6を空けられるとは思うんですが未確認です。

Onboard Serial Port 1/2

システムは2つのシリアルポートの専用I/Oチップセットを備えています。
「Disabled」 シリアルポートを使用しません。
「3F8/IRQ4」 I/Oポートとして3F8hを指定(COM1)、IRQは4を指定します。
「2F8/IRQ3」 I/Oポートとして2F8hを指定(COM2)、IRQは3を指定します。
「3E8/IRQ4」 I/Oポートとして3E8hを指定(COM3)、IRQは4を指定します。
「2E8/IRQ4」 I/Oポートとして2E8hを指定(COM4)、IRQは3を指定します。

原注
後回し。

UART Mode Select

この項目ではIR(赤外線)機能をどのポートで使用するかを決定できます。
「278H/IRQ5」 プリンタポート2を使用します。
「378H/IRQ5」 プリンタポート1を使用します。

訳注
なんてこと書いてあるくせに実際のBIOS(2.0)の設定内容は全然違うじゃん!
このマニュアル激あやしいわ〜(-_-;
この項目に関しては無期限延期。

Onboard Parallel Port

「Disabled」 プリンタポートを使用しません。
「3BCH/IRQ7」 I/Oポートに3BCH(プリンタポート0)、IRQは7を指定します。
「278H/IRQ5」 I/Oポートに278h(プリンタポート2)、IRQは5を指定します。
「378H/IRQ5」 I/Oポートに378h(プリンタポート1)、IRQは5を指定します。

Onboard Parallel Mode

「SPP」 Standard Parallel Port
「EPP」 Enhanced Parallel Port
「ECP」 Extended Capability Port

訳注
もうわけわかりませんわ(T-T)
たしかECPが2MB/Secくらい?EPPが8MB/Secだった気がします。え?逆?
対応機器とか、普及とかに関してはボクは知りません。





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