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MS-6163 日本語マニュアル(BIOS編)


3.9 Load Setup Defaults

この項目ではシステムBIOSのデフォルトの値を読み出します。COMSが不正な値であったときはデフォルトの設定が自動的にロードされます。
この項目を選択すると、以下のメッセージが表示されます

"Load Setup Defaults(Y/N)? N"

デフォルトをロードするにはプロンプトから「Y」と入力し、「Enter」を押します。

原注
BIOSの値はパフォーマンスの向上のために変更することが可能ですが、マザーボードの操作に何か問題が生じたときのために、常にデフォルトの値はバックアップされています。





3.12 Supervisor/User Password Setting

システムの起動時、またはBIOSの設定画面に入ろうとした時に要求されるパスワードを設定します。スーパーバイザー(管理者)パスワードを用いるとBIOSの設定を変更することが可能ですが、ユーザーパスワードでは変更できません。
パスワードの設定の仕方はどちらも以下の通りです。

1.メインメニューから「パスワードの変更」を選択して「Enter」を押すと、以下のメッセージが表示されます。

 "Enter Password:"

2.初めて設定する場合は8文字までのパスワードを入力して「Enter」を押すだけです。入力したパスワードは画面には表示されません。
 パスワードを設定しないときは、そのまま「Enter」を押します。

3.パスワードを入力すると、次のメッセージが表示されます。

 "Confirm Password:"

4.先ほど入力したパスワードを正確に入力し、「Enter」を押します。

5.パスワードをセーブするために、カーソルを「Save & Exit Setup」に持っていきます。

6.もし以前入力したパスワードを削除する必要があるときには、「Supervisor Password」を選んで「Enter」を押すことで過去のパスワードが削除されます。

7.設定内容を保存するために「Save & Exit Setup」にカーソルを移動します。さもなければ次回の起動時に再び以前のパスワードが必要になります。





3.13 IDE HDD Auto Detection

この画面に入ると同時にプライマリマスターのHDDのチェックが行われ、その結果が表示されるとともにこの値を使用するかを尋ねられます。意味は「STANDARD CMOS SETUP」の「Type User」の値に適用するか?ということです。
通常はMODOを変更した3種類が表示され、デフォルトで選択されている「2」を選べば問題ありません。「Y」を押すことでも「2」が選ばれます。
「Y」を押した後、「Enter」を押して次のHDDのチェックに移行します。
4つのHDDを(あれば)チェックすることができます。また「Esc」キーを押すことでメインメニューに戻ることができます。

訳注
一般に、「STANDARD CMOS SETUP」のHDDの設定は「Auto」にすることが多い(問題が少ない)のですが、確実に何も接続されていないドライブは「None」に、また分かっているHDDについてはこのメニューで調べた値を「TypeUser」として入力しておいた方が起動が速いようです。「Auto」だといちいち調べなくてはなりませんからね。





3.14 Exit Setup With/Without Saving

BIOSの設定画面を抜けます。「Save & Exit Setup」は内容をセーブしてから設定画面を出ます。「F10」キーと同じ機能です。
一方「Exit Without Saving」では変更内容を保存せずに設定画面を出ます。「Esc」キーで代用可能です。




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