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MS-6163 日本語マニュアルβ


2.16 省電力スイッチコネクタJGS1

省電力スイッチ(という名前をつけるだけで、単に2極の押しボタンスイッチ)をこのコネクタに配線します。
このスイッチが押されると、システムは速やかにサスペンドモードに移行します。
キー(何でもよい)を押すと、システムは復帰します。





2.17 Wake-Up on LAN コネクタJWOL1

このコネクタは「Wake-Up on LAN」をサポートするLANカードに接続します。
この機能を利用するにはBIOSの「Power Management Setup」の中の「Wake-Up on LAN」の項目を「Enable」に設定する必要があります。

原注:LAN wake-up シグナルはアクティブ・ハイです。
コネクタ外観 PIN SIGNAL
1 5VSB
2 GND
3 MP_WAKEUP
原注
この機能を利用するためには、スタンバイ時に750mA、5Vの電力を供給できる電源が必要です。




2.18 Modem Wake Up コネクタJMDM1

このコネクタは「Modem Wake Up」をサポートするモデムカードに接続します。この機能を利用するにはBIOSの「Power Management Setup」の中の「Resume By Ring」の項目を「Enable」に設定する必要があります。

原注:Modem Wake Up シグナルはアクティブ・ローです。
コネクタ外観 PIN SIGNAL
1 NC
2 GND
3 MDM_WAKEUP
4 NC
5 5VSB
原注
この機能を利用するためには、スタンバイ時に750mA、5Vの電力を供給できる電源が必要です。




2.19 SB_LinkTMカード サウンド コネクタSB_Link

PCIのサウンドカードの為のコネクタなんですが・・・SB_Linkはよく知らないのではっきり言って全く理解できません(T-T)
後回しです。m(_ _)m

コネクタ外観 PIN SIGNAL
1 DMA Grand Signal
2 NC
3 GND
4 GND
5 DMA Request Signal
6 Serial Interrupt Signal




2.23 CPU温度センサJSOR1

これはCPUの温度を計測するために使用されます。JSOR1はCPUのヒートシンクの近くに位置するセンサです。CPUの温度をモニタすることができます。

訳注
マニュアルの図を見た限りではまるでコネクタがあるように見えますが、実際は基板上にサーミスタが直付けされています。
高さとしてはSlot1よりやや上くらいまで伸びていますので普通に使用する場合はヒートシンクに接触します。要するにヒートシンクの外面温度を計測していますので厳密に言えばCPUの温度ではないのですが…。




2.24 TOP TECH. IIJT3

これはAGPカードの温度やBXチップセットの温度をチェックするために使用します。
JT3は2pinのコネクタで、付属の20cmケーブル付きのサーミスタを接続できます。
チップセットのヒートシンクに近いのでチップセットの温度を計測できます。
使用する際はBIOSの「CPU Plug & Play II」の中の「TOP TECH. II」の設定を「Enable」にする必要があります。

訳注
かなり遊べるおもちゃだと思うのですが…
位置が非常に良いので、チップセットだけでなくAGPのチップとか、それこそ使い方によってはJSOR1よりずっと正確なCPUの温度も計測できると思います。
先端は金属パーツが付いているので変なところを導通させてしまうとめちゃめちゃデンジャラスですが。




2.25 ケース開閉スイッチコネクタJCASE

シャーシスイッチを配線する2pinのコネクタです。
ケースが開けられるとスイッチが導通し、システムに記録されます。この記録をクリアするにはBIOSの設定で「Reset」を選択します。

訳注
あかん、これめちゃめちゃ紛らわしいです。
MS-6163の魅力のひとつは「PC Alert II」という良くできた監視ユーティリティ(しかも日本語化されている)なのですが、この「ケースの状態」というステータスが常に「Open」になっていて気分がよくない人もいたでしょう。マニュアルもよくわからないし。
スイッチを付けるつもりが無ければ(つけてどうするんだ〜)BIOSの「CPU Plug & Play II」の中の「Chassis Intrusion Detect」という項目で「Reset」を選択します。
ちなみに選択肢は「Disable」、「Enable」、「Reset」の3つですが、「Reset」を選んだ場合はデータがクリアされた後、自動的に「Enable」になりますのでご安心を。
「PC Alert II」の表示も「Close」になってくれます。
スイッチを付ける場合は、ケースが開いた状態でオンになるようなスイッチでなければならないので、マイクロスイッチをプッシュオフの回路で使用するのがベストでしょうか?この辺りは未確認です。しかしケースの開閉を感知してどうするんだ…。
誰かがメモリを一枚狙ってるとか(笑)




2.26 キーボードパワーJKBV

JKBVはキーボードからシステムを起動する機能の使用の可不可を選択するジャンパです。
この機能を使うにはBIOSの設定が必要です。(「Integrated Peripherals」の「Power on Function」

原注
この機能を利用するためには、スタンバイ時に750mA、5Vの電力を供給できる電源が必要です。

訳注
これまたややこしいことに、マニュアルでは「Disable(2-3pin)」がデフォルトとなっているのですが、実際には「Enable(1-2pin)」となっていますので御注意を。
電源が入っていないのにキーボードのNumLockランプが点灯しているのが気に入らない場合はこのジャンパを切り換えることで解決します。




2.27 PCI及びISAスロット

このマザーボードのスロットの構成はPCIx5、ISAx2です。
全てのPCIスロットはマスターとして使用可能ですが、1番目と5番目のスロットは同じバスマスターシグナルを共有していますので、同時に両者をマスターとして使用することはできません。

原注
1.オンボードサウンドチップが搭載されていない場合は5本のPCIスロットがバスマスタカードを使用できます。
2.サウンドチップが搭載されている場合は、1番と5番のPCIスロットは同時にバスマスタカードを使用することができません。

訳注
なにか本文と注が矛盾している気がしているので後で調べて訂正しますがよくわかりません。国内にサウンドチップを搭載したモデルは入ってきているのでしょうか。




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